私の家の郵便受けには、毎日、たくさんの郵便物が届けられています。
DMやはがき、手紙、新聞、セールスのチラシ、宅配郵便物などです。
毎日、朝家を出るときや帰宅したときに郵便受けを確認する癖がついているくらい大量の郵便物を受け取っています。
私は、これらの大量の郵便物を受け取った時に、まずは、「関係あるもの」と「関係ないもの」に「振り分ける」ようにしています。
郵便物は、受け取った後に振り分けされる
具体的な私の行動は、「すぐにゴミ箱へ捨てる物」と「開封して中身を確認する物」に振り分けています。
こうして、多くの郵便物が開封もされず、中身を全く確認されることなくゴミ箱に捨てられています。
しかし、唯一、郵便物がDMである場合に限って、とりあえずは「中身を確認する物」に振り分けています。
それは、私は、過去から現在において、多くのオンラインショッピングなどの通信販売を利用してきましたので、私が今まで取引をしてきた会社からのDMが頻繁に郵送されてくるからなのです。
しかし、あなたの場合だったらどうでしょうか?
おそらくは、「すぐにゴミ箱へ捨てる物」と「開封して中身を確認する物」に振り分けてしまうでしょう。
つまり、この最初の「振り分け」の段階で、「中身を確認するもの」に残ることがとても重要であることになります。
では、どうやったら、あなたのDMが捨てられずに開封されることが出来るのか?
「最初の振り分け」で生き残ることが一番重要な課題となります。
では、「あなたのDMが捨てられずに開封されるための5つのポイント」をお教えいたします。
1.まずは「既存客」に送るようにする
「既存客」なのか「新規の見込客」なのかで情報提供の内容や送り方が変わってきます。
まず認識してもらいたいことは、DMは広告媒体の中では、もっともコストが掛かる部類ですので、せっかく送るなら当然的い反響が高い方が良いに越したことはございません。
DMを送る場合は、まずは送り先をどこにするかが最重要課題になってきます。
ですから、最初の送り先は「既存客」をお勧めすることになるのです。
DMを封筒にして送る場合に気を付ける内容。
DMを封筒にした場合、中身が見えないので、「新規の見込客」さんをターゲットにした場合は、怖くて開封しない人が存在します。
そこで、「新規の見込客」さんには、安心して開封していただけるような工夫が必要だということになります。
具体的には、封筒のデザインはシンプルでキャッチコピーは情報量は少なめに端的に伝えることに工夫しましょう。
そうすれば、「新規の見込客」にDMを送ることも一般的なチラシに比べると確かに反響は高くなる思います。
しかし、DMでより高い成果を出すことを優先する場合には「既存お客」に送ることをオススメです。
なぜならば、全く同じ内容のDMを送った場合でも、「新規の見込客」に送るよりも、「既存お客」に送る方が、当然に開封率が高くなるからです。
一番残念なことは、高いコストを掛けてDMを送ったけれど、開封されないままゴミ箱に捨てられてしまうことですので、そうならないために、DMはまずは「既存客」に送る様にしてください。
2.封筒を工夫して興味を持ってもらう
前回の章で、「新規の見込客」さんには、安心して開封していただけるように、封筒のデザインはシンプルでキャッチコピーは情報量は少なめに端的に伝えることに工夫しましょう。と申し上げました。
「新規の見込客」にかぎらず、「既存お客」の手元にDMが届いた際に、少しでも興味を持って中身をみてもらえるようにに封筒を工夫することに努力を惜しまないでください。
あなたのDM以外にも、他の沢山のDMが届いていると思いますので、少しでも他社と違った良い印象を持っていただいて、封筒の中身に興味を持っていただかなければなりません。
これは、もちろんDMの中身に興味を持ってもらうためもありますし、他にもたくさんのDMが届くなかで、少しても他と違うとう印象を持ってもらうためです。
具体的には、他社でよくあるDMとは「封筒のサイズ」や「封筒の色」を変えたり、「この封筒には、あなたにとって重要な内容の物が同封されています。すぐにご開封ください。」と、行動を促す内容の文言を記載したりします。
このように、少しの工夫を施すだけでも、受け取り側の興味の度合いが変わってくるものです。
3.封筒の中に特典を入れておく
以前、私の所へ届いたDMは、他社の封筒に比べて「やけに分厚かった」印象がありました。
とても気になったので、開封してみると中には、プラスチック製の「ブーメラン」が入っていて、ご案内には、「あなたからのご返信を心よりお待ち申し上げます。」とメッセージが掛かれていました。
他の前例では、封筒の中に「何か」が入っている膨らみがあり、振ってみると「ちりんちりん」と音が鳴りました。そうです、「鈴」が入っていたのです。
このような工夫が施されていると、中身がとても気になり、ついつい開封してしまいます。
つまり、DMのなかに相手が開封したくなるような特典を入れておく方法です。
そしてここでのもう一つのポイントは、あなたの扱っている商品やサービスに関連するような物をを入れると、なおさら良い印象を持っていただけるようになります。
もし、その時は購入していただけなくても、きっと相手の心に残るDMになることで、次に送るDM際も開封していただける確率がうんと高まることでしょう。
ということで、何かあなたの扱っている商品・サービスに関連するもので、何かDMに同封できるものはないかを検討してみてください。
4.できる限り印刷ではなく「手書き」にする
なぜ、できる限り印刷ではなく「手書き」にするべきなのでしょうか?
今までにいただいた贈りもので、捨てずに取っておいた物を思い出してみましょう。
私の場合は、圧倒的に「手書き」ででいただいた物は「断捨離」をせずに取っておきます。
サークルの仲間からもらった「寄せ書き」、友人からの手紙や年賀状など、手書きでもらったものはどうしても簡単に捨てることができません。
なかには、一回しか来店したことがないとあるスナックのママさんから頂いた手書きのハガキも、未だにまだ取ってあったりします。
今の時代は、ハガキや案内状など、パソコンで入力して印刷すれば簡単に済ませてしまうのにもかかわらず、あえて「手書き」にすることで、思いやりがひしひしと伝わってくるものです。
また、わざわざ自分のために「手間」や「時間」を割いてもらったことに対する感謝や嬉しさなどがこみあげてくるものです。
それは、DMでも同じことが言えます。
「デジタル」が主流になった今の時代だからこそ、「アナログ」な「手書き」の方が受けが良いのでしょう。
海外のトップマーケターの方でも、最強のメディアは「手書きの手紙」と言われています。
ぜひ、あなたも手紙や封筒の宛名、内容なども「手書き」で書いてみてください。
きっとお客様からの受けが良くなるに違いありません。
5.案内の内容を3回に分けて配信する
ご案内を1回で済ませるのではなく複数回で配信するためには、ご案内の内容を複数回に分ける必要があります。
この方法は、通常のメルマガの配信でも採用されている方法でもあります。
また、Facebookのイベントのご案内で例えても、ご案内は1回で済ませるのではなく、最低3回くらいご案内をする方が効果があると言われています。
これは、ご案内する相手のリマインダー(忘れてはいけないことを思い出させてくれるもの)に働きかける要素があります。
今までに、ご案内が1回届いて、なんとなく興味があったが、あまり参加する意思はなかった。
2回目にご案内が届き、後日、返事をしようと思うようになった。
3回目で、ふと思い出して急遽、参加のお申し込みをした。
などの経験はございませんか?
人は先のことになると相当重要なことでない限り、後回しにする習性があるのです。
「重要なことではあるが、緊急ではないので、後回しにしよう。」って感じです。
そのうち、忙しかったり、他の用事が入ると忘れてしまいがちになります。
人が同じ案内文について、アクションを起こす1番のタイミングは、案内が届いた最初の1回目のタイミングと締め切り直前のタイミングです。
ですから、1回だけのご案内ので、内容を知ってもらって、2回目のご案内で「再認識」してもらって、締切直前のご案内で「催促」をすることが必要となります。
メールでのご案内の場合でしたら、見落としていたり、届いていない可能性もあります。
ですから、だいたいの回数としては、3回くらいが丁度良いかとと思われます。
「何回も送ると催促してるみたいで、相手に嫌われないかな?」と不安がるかもしれませんね。
そんな不安がある時は、ご案内に持たせる内容を変える工夫をしてください。
1回目は、最初のイベントのご案内です。
2回目のご案内は、「先日イベントのご案内を送らせて頂いたきましたがちゃんと届きましたか?」
こういった内容であれば、「ご確認の意味で送らせていただきました。」という意味で送れます。
3回目のご案内は、「先日送らせていただいたイベントの締め切りが迫っていますがいかがですか?」
このような内容で順番にご案内を配信すれば、相手に接点を持たせることができます。
この方法を3回ともDMでするとコストが掛かり過ぎますので、2回目や3回目の確認は電話やFAXなどの媒体を変えて気軽に済ますことも検討してみてください。
いかにコストを掛けず、いかに相手に不快感を与えず、効果的なご案内を配信できるのかを普段から研究しておきましょう。
【まとめ】
今回は、「あなたのDMが捨てられずに開封されるための5つのポイント」のお話をさせていただきました。
DMの開封率を上げるには、いかに興味を持ってもらえるか、いかに中身に関心を持ってもらえるか?
DMはコストが高めですので、開封されずにゴミ箱へ捨てられることを避けるように工夫をする必要があります。
おそらく、多くのあなたのライバルはDMにこのような工夫はしていないと思います。
ですから、あなたがDMにちょっとした工夫を施す努力を続けていけば、ライバルとの差を大きく拡大して、高い開封率を確保していくことが充分に可能となります。
少しは遊び心を持って、ぜひ楽しんで、あなたのライバルとは違うことが出来ないか、日頃よりDMの工夫を研究する努力をしていきましょう。
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