チラシなどの広告を制作するうえで、まず知っていただきたい構成が「AIDAの法則」です。
インターネットの発展により、現代では、いろんなテクニックがネット上に配信されています。
チラシなどの広告の制作方法も、わずか数秒で大量に情報が入手可能ではありますが、結局は情報があり過ぎて、どんな方法を採用してよいのか分かりずらくなっています。
せっかくやる気満々で、これからチラシを制作しよう!って意気込んでは見た喉けれどどのように書き始めれば良いのだろうか?って、手が止まってしまった経験がありませんか?
今回の記事は、そんなお悩みの方に、「AIDAの法則」というチラシや広告の基本的な構成をお教えいたします。
何事も「基礎をしっかり押さえる」ことが最善の近道です!
スポーツにや武道などの習い事においても、基本型が一番大事だと教えられます。
基本型が出来ていない人が、いきなり応用や実践は到底無理です。
AIDAの法則
AIDAの法則とは、消費者がある物を知り、それから買うという行動に至るまでのプロセス。
「AIDA」というのは、それぞれ4つの英語のスペルの頭文字をとったものです。
そして、大きく4つの構成に分けて考えると、伝えやすく考えやすくなります。
1.Attention(注意を引き)
2.Interest(興味を持ち)
3.Desire(欲しくなり)
4.Action(行動する)
コミュニケーションに対する反応プロセスでもあります。
現在ではいろんな型がありますが、どの型や構成を考える上でも一番基本となる型になります。
「A」Attention(注意を引き)
まず、「注意を引いてもらう」ということです。どんなにいい商品やサービスを扱っていてても、気付いてもらうことが先決です。
気付いてもらう=知ってもらうことだからです。
商品やサービスを知ってもらうということは、店頭へ商品を展示することと同じ意味になります。
チラシの構成で言えば大きな見出しのことで、いわゆるHead部分です。
その他、より目立たせるために「他のチラシとは違うサイズの大きさにする」とか「目に留めてもらうためにPOPを付ける」などが挙げられます。
最近の飲食店のメニューであれば、従来の文字活字だけのメニューではなく、料理の写真中心のメニュー構成にして、特に売りたい商品は、他の商品よりも写真を大きくして目立たせたりしています。
これは、お客さんに「気付いてもらうこと」を意識しているからです。
「I」Interest(興味を持ち)
人は、自分が興味を持たないものには関心を示さないものです。
ですから、興味を持ってもらうということが次に大切となります。
チラシの場合でしたら、まず、気付いてもらったら次にに、自分に興味があるものか、興味がないものなのかを判断します。
そこでもし「興味が無い物」であれば、すぐに意識は他に移ってしまいます。
ですから、いかに面白さや意外性を強調して興味を持っていただけるか工夫が大切になってくるのです。
【例えば】
ダイエットの関連商品であれば、「動かずに楽して痩せる方法」「1週間で3kg痩せる方法」「食べても痩せれてリバウンド無し」。
飲食店なら、「超高級国産和牛ステーキが1時間食べ放題で1000円」とか「10万円のフカヒレラーメン」
など、いかに目立たせて、興味を持ってもらうためにアイデアを振り絞っているのです。
日頃から、たくさんのアイデアを思い浮かべて紙に書いてストックしておきましょう。
注意すべきことは、どういったお客様を集めたいか、ターゲティングを明確にすることです。
「D」Desire(欲しくなり)
さあ次は、お客様にあなたの取り扱っている商品やサービスを「欲しい」と思ってもらうことが重要となります。
当たり前の話ですが、どんなに興味を持ってもらっても、買ってもらわなければ売上になりません。
売上にならなかったら、今まで掛けた時間や労力、経費が全て無駄になってしまいます。
ではどうやったら興味を持っていただけるのでしょうか?
例えば、ダイエットであれば、「成果が出るまでの時間が短いこと」を伝える、「苦痛が少ないこと」を伝えることです。
飲食店であれば、「オーガニック、無農薬野菜使用」「こだわりの調理方法」などを伝えるなどが挙げられます。
残念なことに、何をやってもお客様にはなかなか伝わりずらいですね。
ですから、お客様に興味を持っていただくために、販売者側がしっかりと伝えなければ、なかなか成果がでないものです。
客様へあなたが取り扱っている商品やサービスの価値や素晴らしさなどの魅力をしっかりとお伝えして、興味を持っていただくための努力を積み重ねていきましょう。
「A」Action(行動する)
さあこれで、最後の段階になります。
お客様は、支持を与えないと行動してくれません。
これがよくいわれる「CTA」コール・トゥ・アクションです。
欲しいと思ってもらったお客様に、「購入する」という行動を起こしてもらうことです。
よくあるチラシの失敗が、欲しいところまで思わせといて、最後どこに問い合わせたらいいか、どこに注文したら良いかわからないというものです。
お客様にしっかりと、あなたの商品やサービスの購入方法をお伝えしましょう。
1.どこに、いつ、どうやって連絡をすれば良いのか。
2.お支払方法はどうなっているのか。
3.納期や納品の方法
などを詳しくお伝えしましょう。
まずは書いてみることです。
さて、いかがだったでしょうか?
この「AIDAの法則」を活用したチラシや広告の制作方法をよく理解していただきましたか?
この「AIDAの法則」をしっかり理解していただければ、もうチラシや広告の制作で悩むことはございません。
まずは「習うより慣れること」です。
何事も実践を積み重ねることです。
そのためには、まずは行動してみることです。
「習うよりも慣れること」とは、行動を繰り返して自分の物として定着させることです。
結局は行動しないと覚えないんです。
実践、実践、また実践の繰り返しでいつか自分の物になりますよ。
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