あなたは本気を出しているか
その思考は甘すぎる
サッカーで日本が北朝鮮に負けると、「向こうは本気度合いが違うから」という意見が必ずでます。
東西冷戦時代のオリンピックでも、残した成績次第でそのあとの暮らしがまったく変わる東欧諸国の選手は気持ちからして強いのだと言われました。
しかし勝負である以上、環境はどうあれ強い気持ちは必要。
本気で臨まなければ勝てるはずがありません。
就職活動に苦戦している学生を見ていると本気度が足りないと思えてなりません。
彼らは深刻ではあるかもしれないけれど、どこか本気ではないのです。
ファーストフードの店で、さっきまでハンバーガーを食べていたテーブルで音楽を聴きながら履歴書を書いている。
歩き疲れたのか靴を脱いで、ブラブラさせている。
そんな状態で会社訪問しても、いい結果は出ないでしょう。
多くの会社を回ることは必要だとしても、その一社一社に情熱を持って臨めないのなら、むしろ数を減らしたほうがいいのではないかと思います。
これは学生に限ったことではありません。契約が取れない営業マンなども、まったく同じことをしているのです。
やるからには100%の本気で臨む
大病したつもりになってみる
私は以前、かなり大きな病気をしたことがあります。
体が思うように動かず、入院をし、不安な日々をしばらく送りました。
そのとき私ははじめて思いました。
「俺、全然本気でやってきてないな」
仕事も恋愛も、もっと本気でできるはずなのに、100%の力を出してこなかったと気づいたのです。
幸運にも体は回復しましたが、この体験があって私は、小さなことにはビビらなくなったし、何事につけ力の出し惜しみをしなくなりました。
いま健康でいながら、本気で力を出し切ることができない人は、自分が大病したときのことを想像してみるのもいいかもしれません。営業活動が嫌でさぼってばかりいても、病気でそれが出来なくなったら、もっと頑張りたかった。と思うことでしょう。
さらに言えば、私たちの多くは、いずれなんらかの大病をしてこの世を去ることになります。
だとしたら、今を本気で生きなくてどうしますか。
なにかやるからには、それが難しい条件であろうとなかろうと、100%本気で臨みましょう。
それでダメなら自分の力ではできないことなのですから、未練も後悔も抱かずに済みます。
本気はモヤモヤをスッキリに変える特効薬です。
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