ビリだからこそ頑張れる
順位が悪くてもいいんじゃないか
競争原理をしっかりと見つめることができない人は、平和主義だからこではなくて、負けるのが怖いのではないかと思います。
順位をつけられた結果、自分のプライドが傷つくことを恐れているのです。
競争原理を肯定しているので、誤解されるかもしれませんが、私は子供の頃からさえない順位ばかりだった人間です。
運動会で一等を取ったことなど皆無だし、勉強も全然ダメだした。
その分遠足や文化祭で目立とうとしては滑ったり、、、。
だから私は、悪い順位をつけられることを全然気にしません。
むしろ私は悪い順位が好き。
なかでもビリが大好きです。
人生をあきらめて言っているわけでは無くて、だからこそ頑張れるからビリが好きなのです。
たとえばダイエットをしようと思ったとき、周りにスタイルのいい人ばかりいて自分がビリだったらせめて三人くらいは抜こうと努力します。
でもデブなアメリカ人に囲まれていたら、まだまだマシじゃんと油断してさらに太ってしまうことでしょう。
競争原理の中で折れずに戦うのに、上位ではなく下位に自分を置くことが大切
今が一番ダメという感覚を絶えず持つ
人間は「自分より下がいる」ということに安心してしまう生き物です。
だから本当の順位に関係なく、「自分はビリ」というスタンスでいるのが一番良いのです。
ビリだと思えば気負わずにいられるし、謙虚でいられる。
そうすれば周囲からいろいろなことを学ぶことができます。
逆に一番の人が「俺はトップだ」と考えたら、その瞬間から奢りが出て、あとは順位を落としていくだけになります。
ビリ意識は集団において有効なだけでなく、自分自身に対しても効果的です。
未来の自分に対して、今日の自分はビリ。
私は、「今が一番ダメだな」という感覚を絶えず持つようにしています。
一年前より年収が増えたとしても、「今年はこんなに増えた」ではなく、「未来の自分より少ない」と捉える。
いつもビリに自分を置いておくのです。
未来において、いまが一番ビリなのです。
競争原理の社会で、折れずに戦っていくために重要なことは、いつも上位にいることではありません。
高い順位にいると認識すれば、下から上がってくるものを蹴落とそうという発想になっていきます。
最初からビリだと思えば、守るものもないし、プライドに邪魔されず、少しでも上に行くことに没頭できます。
そして実際に上昇してもそのたびにビリにリセットすれば、常に上を見ることができ知らず知らずのうちに自分のステージが上がっていくのです。
いつもビリからスタートして、競争社会で成長を遂げましょう。
コメントを残す