自分が為すべきことの本質を探ろう!
なにがしたかったのか
期待されて入社したのに、たいした成績を上げられない。
起業してしばらくは上手くいっていたのに、だんだん仕事が回らなくなってきた。
こうした尻すぼみで終わってしまう人に共通していることは、本質を理解していないということです。
それがどんなに優良企業でも、会社に入ることが目的ではなかったはず。
しかし入社したことで満足してしまい、そこで何がしたかったのかという本質を忘れ、伸び悩んでしまうのです。
起業家にとっては、顧客を獲得することが目的ではなく、その顧客から評価されることこそ目的です。
その本質を理解できていないから、契約を取っただけで満足してしまいフォローがいい加減になります。
結果顧客を怒らせ、仕事を失っていくのです。
恋愛でも同じようなことが言えます。
結婚すること自体が目的だと思ったら大間違い。
好きな人と結婚して、二人で毎日をどう充実させたいのか。
その本質を無視して、いい関係が続くはずがありません。
目的をハッキリさせるには
チヤホヤされたいではなく、自分は何をしたらいいか
起業家の中には、株式上場することを夢見ている人が大勢います。
その理由の多くは、「上場会社の社長になったらかっこいい」から。
しかしこのように考える人は、二重に本質を見誤っています。
まず起業するほど情熱を傾けた仕事の中味はなんだったのか。
その仕事の本質は上場させることでは、なかったはず。
さらには、上場の本質も間違えています。
上場の一番の本質は資金調達です。
ビジネスをそこまで持ってくるために重ねた借金をチャラにしたり、さらなる設備投資をするためにお金が必要だから上場するのです。かっこつけるためではありません。
それを勘違いしたまま上場すれば、まったく見も知らぬ他人が株を取得するというデメリットに会社が翻弄されるだけです。
どんなことでも「チヤホヤされたい」という考えで何かをすればまず失敗します。
水泳の北島選手のように、自分の平泳ぎを極めたいと思って邁進すれば金メダルを取れるかもしれませんが、「オリンピック選手になったらテレビCMとかに出られてかっこいいじゃん」というスタンスならば、おそらく国体にも出られないでしょう。
目指すところが、パン屋さんでもピアノ教室でもそれぞれ自由で良いのです。
「自分は何の専門家になりたいのか」を突き詰めて考えることこそ重要。
チヤホヤされることを専門にしている人はいません。
周囲から「かっこいい」と評価されるのは、その人ならではの本質を極めているからです。
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