仕事とプライベートを区別しよう
とりあえずビール
私は食いしん坊で、毎日の食にはある程度こだわります。
防腐剤の効いたワインは飲みたくないし、おいしくない弁当を食べるくらいなら空腹で我慢します。
しかしこれはあくまで個人的な場でのことです。
プロジェクトが終わり打ち上げの飲み会では、どんなワインだって楽しく飲みます。
そこは自分の好みのものを飲み食いする場ではなく、スタッフと思いを共有する場だと思っているからです。
常識ですよね。
ところが私が常識と信じて疑わないことが通じない若者がいるのです。
大勢で居酒屋に行ったときは、「とりあえずビール」
私に言わせれば、これは不変の法則です。
全員がビールが大好きかどうかは別にして、揃って気持ちよく乾杯するためには同じものを頼んでさっさと持ってきてもらうべき。
そして乾杯したら、グビッと飲んで、「うめー」だの言い合うことが重要なのです。
そのあと自分の好きなものを注文したらいいのに、最初からメニューに見入って「この白ワインをください」なんて言うのは論外。
お酒が飲めない人がウーロン茶を頼むのとはワケが違うのです。
カフェやホテルのティールームなどで打ち合わせをするときも同様です。
頼んでいいのはコーヒーか紅茶。
「ではバナナジュースを頂きます」と言った若者を、私は心の中でぶん殴りました。
行ったことのない店を選ぶな
行きたいお店はプライベートで
どうして最近こんな変な行動に出る若者が多いのでしょう。
公私の区別がついていないからかもしれません。
自分のお金であちこちの飲食店に出入りするのは自由です。
しかし仕事の場で自分の好みを追求してはいけません。
もう一つ、目的意識の希薄さもあるでしょう。
ホテルのティールームの飲み物はたしかにおいしいけれど、それが目的で集まっているのではなく、本題は打ち合わせです。
そこに意識がいっていれば、邪魔にならなくて簡単なものを注文しようとするはずです。
さらに私が理解できないのが、接待など人を招待するときに、自分が行ったことがない店を選ぶという行動です。
「なんか美味しいらしいんですよね」「ネットで評判いいので予約しました」
まるで自分が行ってみたいからと言っているようなもの。
もし、とんでもない店だったらどうするのでしょう。
美味しい店開拓をしたいのなら、失敗してもいい自腹で、友人や恋人と行くべきです。
個人的ではないシーンの飲み食いに関しては、常に相手のことを考えることが大切です。
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