相談すると、人間関係は円滑になる
人は教えたがり
上司や目上の人たちとの人間関係を円滑にしたいなら、なんでも聞いて教えてもらうのが一番です。
オジサンたちは、いろいろ語りたくてしかたがないのです。
オジサンでなくたって、人に何かを教えてあげるのは楽しい作業。
楽しいことをさせてくれる人を嫌いになるはずがありません。
「今度ゴルフ教えてもらえませんか」「美味しい焼き肉屋ご存知ないですか」
こんな一言で、これまで気難しかった人が驚くほど心を開いてくれます。
もちろん仕事についても大いに意見を求めるべきです。
とくに失敗したときに教えを乞えば、得るものはたくさんあります。
「俺にもそういうことがあったんだよ。でもこうやって乗り越えたんだ」などと経験談を話してくれたり、「大変だったな。それはもう謝りに行くしかないな。俺が一緒に行ってやろうか」と助け船を出してくれるかもしれません。
いつも無口でぶっきらぼうな人でも、本当はみんないろいろ語りたいのです。
だからこちらから早めに聞いてしまいましょう。
相談をすることで関係性が変わる
関係性を変えれば、解決できる
素直に相談を持ち掛けることによって、相手と自分のこれまでの関係性を変えることもできます。
「すみません。これ教えていただけますか」と言ったとたんに、それまで上司と部下だったのが先生と生徒になります。
上司が先生に変わってくれれば、頭ごなしに怒鳴られることも減りますし、生徒であるあなたは無理な背伸びもしなくてすみます。
こうした変化は、会社の人間関係に限りません。
息子からすると父親とは照れくさくてうまく付き合えなくても、上司だと思ってみると案外なんでも言えたりします。
夫婦で揉めているなら、その関係性を友人にしてみるとか、あるいは恋人同士に戻ってみれば、お互い簡単に歩み寄りができるでしょう。
そしてそのきっかけは相談です。
人間関係が煮詰まるのは、いつも同じ関係性でいるからです。
それを変えるには、あなたから動くのが一番。
いろいろなことを積極的に質問して、相手を先生にしたり、先輩にしたり、親にしたり、仲間にしたり、様々な立場に変えてしまいましょう。
これができるということは、たとえ相手がどれほど偉い人であっても、その関係性の主導権があなたが握っているということです。
自分のことを、人間関係の被害者だと思い込むのは止めましょう。
あなたは結構、いい人たちに囲まれているはずです。
間違った思考回路を整理すれば、方法はいくらだって見つかります。
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