真実を知ってもっと図太くなろう
なぜあなたは雇われているか
あなたが営業の仕事に就いていれば、モノが売れない、契約が取れないと悩んでいることでしょう。
あるいは、企画部門の仕事なら、アイディアが採用されないと自分には才能がないのだと落ち込むこともあるでしょう。
しかしそんな必要はまったくありません。
どんな仕事もうまくいかなくて当たり前。
上手くいくことを前提に考えるからいけないのです。
そもそも仕事が最初から上手くいくものであるなら、経営陣はわざわざあなたを雇ったりせずに自分で動くでしょう。
営業の仕事が簡単なら、営業部長は自分で100軒回って、80軒の契約を取ってくれば良いのです。
しかし実際は100軒に1軒しか取れないつらい仕事だから、お金を払ってあなたにそれをやらせているわけです。
つまりどんな仕事であろうとも、勤め人は傭兵みたいなもの。
お金を受け取って大変な任務を担っているわけで、大変な任務がそうそううまくいかないのは、当たり前のことなのです。
その当たり前のことがわからずに、いちいちへこんでしまうのは、私たちがあまりにも恵まれた環境にいるからでしょう。
日本に住んでいれば、蛇口をひねれば水が出る、コンセントをさせば電気は通る。
だから、トイレは簡単に流せるし、ウォッシュレットがお尻だって洗ってくれます。
それと同じように、自分の仕事もするする進まなければいけないのだと考えてしまうのです。
本当は失敗のほうが多い
成功だけしか報道されない
さらに私たちが自信を失ってしまう理由の一つに、テレビや新聞などが成功例ばかりを伝えていることが挙げられます。
とくに日本人は他者の成功を見て自己評価を落としがちです。
たとえばアメリカ、韓国、中国などの外国の企業に比べて、日本の企業は元気がないかのような報道が盛んに行われています。
しかし、世界に進出している外国の企業は、本国で成功したほんの一握りに過ぎません。
陰で失敗している会社がごまんとあるのです。
表に出てきた一握りの成功例と比較して、「自分はダメだ」と考えるのは、あまりにもナンセンスだとおもいませんか。
仕事に限らず、恋愛だろうと、人間関係だろうと同様です。
ほとんどのことは上手くいかないのです。
そこをスタートラインに図太くやっている人たちが世界中にたくさんいて、その図々しさゆえに、他者の自信を奪い取っていきます。
貴方ももっと図太くあるべきなのです。
日本人ならではの細やかさに図太さが加わったら、もう怖いものはありません。
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