1つのことから次々と思いつく能力が重要
○○と言えば?と自分に問おう
20年以上前になりますが、NHKが「連想ゲーム」という人気クイズ番組を放映していました。
男女に分かれたチームのキャプテンに司会者からある命題が与えられ、キャプテンは自分のチームメンバーからその言葉を引き出さなければならないというもの。
命題に関連したいろいろな単語を投げかけられたメンバーは、そこから連想して正解を導きだそうと必死になります。
一発で正解に行きつく勘のいい出演者も要れば、どんどん話が違う方向に逸れていくこともあって、私はこの番組が大好きでした。
何かを連想する能力、一つのことから次々といろいろなことを思いつく能力は、人生すべてにおいて非常に重要です。
たとえば「浅草」という言葉を振られたときに、下町っていいよな、雷門に提灯がぶら下がっているよね、くらいしか頭をよぎらないようではまずいのです。
浅草といっただけで、浅草寺、仲見世、花やしき、アサヒビール、どじょう、酉の市、雷おこし、松屋、三社祭、デンキブラン・・・などと5秒もあれば10個ぐらいの単語が浮かぶ頭がスッキリ思考には必要です。
先のことを連想する
先を連想できなければ敗者になる
仕事においても、私生活においても、先々をどんどん連想していくことが出来なければ、良いアイディアを出すこともできないし、リスクマネジメントも脆弱になります。
私の本業はコンサルタントですが、お客様との会議では、誰かが口にした案件の3つ4つ先まで連想していくことが必須。
先を取れずに後追いしている人は自ずと落ちていくことになります。
それはどんな仕事でも同様でしょう。
取引先からあるプロジェクトの話が出たら、その件についてのみ理解しようとするのではなく、そのプロジェクトの先に何があるのかに、次々と思いを馳せる習慣が必要です。
たとえ公務員であっても、いま起きている事態の3つくらい先まで連想していける人が、その問題を最も傷口を小さく解決できるのだと思います。
絶えず連想していればピンポイントで答えが出せる
東日本大震災による原子力発電所の事故を知ったとき、私の頭の中には瞬時にいくつものキーワードが連なりました。
水素爆発、避難、関西、車、ガソリン、パスポート、ATM、仕事の資料、パソコン・・・。
3秒後には動き出し、1時間後には最低限必要なモノとともに高速道路を走っていました。
年中いろんなことを連想していたら、かえって頭がスッキリしないと思うかもしれませんが、それは逆。
絶えず連想しているからこそ、ピンポイントで答えを出せるのです。
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