潜在意識を開くスイッチをつくる
決まり切った一連の動作のことを、「ルーチン」と呼びます。
ルーチンは単なるクセでも、意識してやっているものでもありません。意識して練習する中で、無意識に出てくるようになったリズミカルな動きです。
ルーチン化すれば、その動きをすると、迷いや不安といった余計な意識の邪魔が入らずに、潜在意識が動いて力を発揮しやすくなる。
だからもっとも簡単で効果的なルーチンを作ります。それが、リズム呼吸。メンタルトレーニング講座で、最初に練習する呼吸法です。私たちは普段無意識で呼吸していますが、意識的に深く吐いたり吸ったりすることもできます。
まずは「意識」で練習し、それを繰り返すうちに、「潜在意識」に働きかけるスイッチにしていくのです。
日常の中でリズム呼吸を行う
朝の歯磨きの時
家を出るとき
職場の自分の席に着いたら
何かをする前に自然とルーチンでリズム呼吸ができる。
そうするとメンタルが正常に働く
またいざというときに、リズム呼吸でメンタルを整えられる。
呼吸は意識と潜在意識をつなぐパイプ
呼吸は、生命と直接かかわる重要な活動ですが、私たちはふだん無意識で呼吸をしています。
けれど一方で、意識的に呼吸を整えるということもできる。
つまり、
呼吸は意識と潜在意識の両方にまたがる、かけはしのような唯一のプログラム
なのです。
これはコントロールできない潜在意識という領域でも、意識的な呼吸によってコントロールが可能ということ。
メンタルはもともと潜在意識で、意識というのは、あくまで窓口。潜在意識に余計な邪魔をしない窓口が望ましい。
ところが現代人の多くは、潜在意識がマイナスシステム化しています。
意識で何とか対処しようと、意識と潜在意識がケンカして、うまくいかなくなる。
意識ばかりが先行すると、人の可能性は狭い枠に収まってしまいます。
潜在意識が本当に自分のやりたいことに向かって動くとき、私たちは自分のリズムに乗っています。
自分がとてもいきいきしていたと思う日、充実していると感じていた時、潜在意識は自分らしいリズムを刻んでいたはず。
潜在意識のバックアップがあってこそ、人は本来持っている力を発揮できます。
意識と潜在意識の両方にまたがっている
呼吸をうまく利用すると、バラバラだった意識と潜在意識が一致してくる
呼吸が潜在意識を目覚めさせるスイッチになるのです。
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