緊張を潜在意識に任せるための緊張とリラックスのトレーニング
リズム呼吸がしっかりできれば、マイナスシステムに陥っていたメンタルもある程度回復します。
メンタルトレーニングを始めると、肩が凝ったという人がいますが、これは日頃溜めていた、無駄な緊張に気がついたという事。頭だけで生き、体とリズムが一致していないと体の状態をキャッチできません。
緊張はわるいもの、と捉えている人が多いので、ここでは呼吸を使った緊張とリラックスのトレーニングをしてみましょう。リラックスのトレーニングでは無い事に注意してください。これはいわば、緊張を潜在意識に任せるトレーニングなのです。
緊張は悪いことじゃない。潜在意識が動き出した証拠
私はもともと赤面症で、大勢を前にした講演の時など、大変緊張します。どんなに回を重ねていても、やっぱり本番前になると、手にはじっとり汗をかき、心臓はドクンドクン、顔はみるみる紅潮していきます。
そこでもしも、ダメじゃないか、緊張していたら失敗するぞ。リラックス!リラックス!!なんて、自分に言い聞かせたら、よけい散々なことになります。私は緊張を感じたら自分の潜在意識に声をかけます。
[おお、来たぞ!いい具合に緊張してきたぞ!!とリズム呼吸して、あとはよけいなことは考えず、潜在意識に任せる。そして話そうと思っているコトを話すだけ。
実は、緊張というのは、潜在意識が目標をキャッチして、よし。やるぞ!と動き出した状態なのです。
武者震いは、まさにコレ。大切な場面で緊張するのは当然のこと。だから無理に力を抜かなくていいのです。人はいざという時、体にアドレナリンやノルアドレナリンが駆け巡って、思わぬ力を発揮します。いわゆる火事場のバカ力は、緊張のなせる技。初対面の人の前で、全身で身構える必要もありません。
自分の目的が潜在意識にしっかりインプットされていれば、今どの程度の緊張を感じるのが適切なのかは潜在意識が決めてくれます。緊張してはダメだ。あがってはまずいと意識すればもっと緊張します。
潜在意識にまかせるトレーニングは、緊張や不安を潜在意識に任せる事で、程よい緊張レベルに落ち着くものです<
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1.ちょっと苦手な場面で緊張している。と想像する。 自己否しないこと。
2.ゆっくりリズム呼吸。体中の筋肉に力を込めてわざと緊張した状態を作る
3.息を吐きながら、力を抜いていく。顎、首、肩、腕、手の指先、足の先と、体のパーツごとにリズム呼吸に合わせて、力を入れたり抜いたりする。
4.息を吸う。吸う時に再び緊張、吐く時にリラックス、この繰り返しを5分
5.終わったらノビをする。爽快!
6.1週間ほど練習する。結果リズム呼吸すれば、リラックスしなくては!と焦るコトなく、その時の自分にちょうどいい緊張レベルに落ち着ける様になる。
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