潜在意識を「その気」にさせる2つのイメージ力
メンタルの力には、2つのイメージ力があります。思ったことを実現するイメージ力(体感イメージ)と失敗から成功を導く気づきのイメージ力(客観イメージ)です。
体感イメージとは、五感を使って体でイメージし、潜在意識に記憶させるイメージ力です。
私たち人間は、過去に経験したことを再現して生きています。よって、経験として残れば、(実際に体験していなくても、潜在意識に体験情報として蓄積されていれば)その情報を再現することができます。
そしてもう一つの
客観イメージは、イメージを映像だけで他人事として見せる
性質があります。ですから、潜在意識には残らない。つまり体験したことも残らない。=消せる。また客観的に見て、気づくためにも役立てます。
正しくイメージ力を使わないと自滅に向かって加速する
例えば苦手な上司から理不尽に叱られたとき、夜、布団の中で思い出すたびに、その時の上司の声、周囲の空気、たばこのにおいなど、ありありと浮かんできてしまうことがないですか。
これが体感イメージ。
多くの人は失敗経験を思い出したとき、体感的なイメージ力でそのときの嫌な感覚までも再現してしまうのです。
体感でイメージしてしまうと、また潜在意識に残りますから、悪い情報をどんどん作って、失敗経験の情報を蓄積してしまっているのです。
情報は多ければ多いほど出やすくなります。
その結果同じような失敗を繰り返すことも。
そうなるとメンタルは自滅のプログラムにスイッチ。
客観イメージも、「実際に体験してうまくいったこと」「よかったこと」なども消してしまうようになる。
こうなりたい。ああなりたい。幸せになりたい。という自分の夢や目標を、映像のように他人事としてみてしまいます。
つまり、悪いイメージを何度も体感イメージして潜在意識の中に残し、成功するためのいいイメージを消してしまっているのです。
多くの人はこの2つのイメージ力の使い方を間違っています。失敗するように集中力やイメージ力を使い、失敗に向かってもてる力を発揮してしまうのです。
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