体感イメージを封じ込めて、客観イメージ=他人事にするテク
まずは体感が出ないようにするトレーニングです。
客観イメージを働かせるときには、体感が出てしまうといけません。
なぜなら潜在意識が自分の経験と思い込み、新しい情報を作ってしまうからです。これでは「他人事」にはできません。ですから、体感と客観は、徹底的に切り離します。
テレビに映る自分「自分であって自分ではない」にする
トレーニング方法は、次のとおりです。
軽く目をつむり、テレビ画面をイメージします。
その画面には、あなた自身が映っています。
しかし、
映像はあなた自身であっても、五感では感じてはなりません。
あくまでも、ドラマの中の登場人物のように、テレビの向こうの貴方は、「他人」なのです。
さぁ、玄関を出て散歩に出かけましょう。
近所を歩いている自分を、テレビ画面に映し出してください。
さて、このトレーニングはなかなかできないはずです。
景色を思い出したり、匂いがよみがえったりして、どうしても体感が出てきてしまうからです。
「あの角を曲がると焼鳥屋さん。いい匂いがしてくるんだよなぁ」
「この通りには、立派な桜の木があって、きれいなんだ」
なんて経験をたどり、五感が勝手に反応するのが普通です。
こうした
五感が伴う体感が出てきたら、すぐにトレーニングをやめてしまいます。
いったん目を開けて、リズム呼吸を数回。
また目をつぶって、同じように「テレビに映る自分」を見てみましょう。
途中までうまくいっていたのなら、途中からでも結構です。
これを繰り返し練習します。
すると本当にテレビに映っているように、客観的に自分を見られるようになる。
つまり、
体感しなくなったら、体感と客観を切り離せた証拠
です。
なかなかできないという人も多いでしょう。そんなときは、実際にビデオで自分を撮影してみるのも一案です。
映像でイメージしやすくなります。
体感を切り離すための「テレビに自分を映すワーク」
1.軽く目をつぶり、テレビ画面をイメージ。その画面には自分が映っている。
2.玄関から出て、散歩に出かける自分を映す
3.「角を曲がると焼鳥屋のいい匂いが、、、。」と体感が出てきたらストップ
4.体感が出てきたら、いったん目をあけて、リズム呼吸を数回
5.また目をつぶって、テレビ画面に映る自分を見るトレーニング
6.繰り返し練習して、体感が出てこなくなったら、体感と客観が切り離された証拠!!
コメントを残す