このブログを読んでくれているあなたは、今までマーケティング手法について何かを勉強してきたと思います。
インターネットで検索すると情報量が多いために学習が困難だったかもしえませんね。
結局は、何から始めたら良いか分からないので、なかなか学習が進まない。
学習する内容が点と点であることで、なかなか繋がった知識にならない。
・・・なんてことはないでしょうか?
そんなあなたに、まず手始めとして「4つのマーケティング手法」というマーケティングの基本的な手法があることを知っていただきたいと思います。
4タイプのマーケティングの基本的な手法がある
大まかに分類すると4タイプのマーケティングの基本的な手法があります。
1.マスマーケティング
2.ダイレクトマーケティング
3.アウトバウンドマーケティング
4.インバウンドマーケティング」です。
では、それぞれのマーケティング手法についてお話しましょう。
①マスマーケティング
マスコミ、マスメディアの「マス」とは、「大衆・「多数」・「集団」という意味のことです。
日本国内だけで言えば、ターゲットを特定せずに、全国民を指す言葉です。
そして、日本国民の誰に対しても「同じ広告」を届けるということです。
とにかくたくさんの人たちに広告を伝えるという方法です。
どのような媒体が存在するかというと、「テレビ」や「ラジオ」「新聞」「雑誌」などが、マスマーケティングで使われる媒体になります。
マスマーケティングのメリット
1.多くの人達に発信することができるので、知名度を上げることができる。
2.上手く伝達できれば売上が一気に上がる。
といったことが挙げられます。
マスマーケティングのデメリット
1.多くのお金がかかるのでリスクが高い。
2.成果を計測することが難しい。
3.伝える力が弱い。
といったことが挙げられます。
大企業などの資本力がある事業体にしか出来ないマーケティング手法です。
ですから、「お金がたくさんあって、一気に知名度を上げることでブランディングを一気に築きたい場合」には有効なマーケティング手法です。
しかし、失敗した場合は、大量のお金を無駄にして終わってしまうことになりますので、「ハイリスク」なマーケティング手法でもあります。
「ハイリスクハイリターン」と「ハイリスクローリターン」の両方の要素を抱えた手法となります。
②ダイレクトマーケティング
「ダイレクト」とは、日本語に翻訳すると「直接」という意味になります。
その名前の通り、ターゲットに向けて直接アプローチをするマーケティング手法です。
ダイレクトマーケティングの特徴
ターゲットを特定して、直接的にアプローチをすることで、それぞれのターゲットに合わせたメッセージを送ることができるマーケティング手法です。
どのような媒体が存在するかというと、チラシやDM、メルマガ、FAX、電話などがダイレクトマーケティングで使われる媒体となります。
ダイレクトマーケティングのメリット
1.個別に合わせたメッセージを送ることができる
2.人間関係を構築しやすい
3.少額の費用から始めることができる
4.費用の調整がしやすい
5.成果の計測が可能である
といったメリットが挙げられます。
ダイレクトマーケティングのデメリット
1.手間や時間が掛かる
2.専門知識や技術が必要である
3.ターゲティングした特定の人にしか伝達できない
といったことが挙げられます。
ターゲティングした特定の人に、個別に情報を伝達する方法なので、情報を伝達してからの反応はとても高くなりますが、その反面で、一人一人に対して送る手法なので、手間や時間がかかります。
しかし、その手間や時間が掛かった分、情報を伝達してからの成果の計測ができるので、伝達する情報や手法の改善することができますので、確実に成果を上げていくことも可能となります。
少額な予算でテスト段階で試したりなど、最初からあまり費用をかけられない場合に適したなマーケティング手法です。
また、特定のエリアに的を絞り込んで、そのエリアに集中して取り組んでいく場合に、適したマーケティング手法になります。
③アウトバウンドマーケティング
前回お話したマスマーケティングとよく一緒に使われるマーケティング手法です。
名前のアウトバウンドが意味しているように、外部に発信するためのマーケティング手法です。
要するに販売側が主導してお客さんに向けてアプローチする手法です。
どのような媒体が存在するかというと、テレビやラジオのCM、広告やDM、電話などがアウトバウンドマーケティングで使われる媒体となります。
アウトバウンドマスマーケティングのメリット
1.販売者側が主導で進めることができる
2.外注すればできるので誰でもできる
3.それぞれが単発でできるので比較的早く反応出やすい
4.掛けたら掛けた分だけ成果が出る」
アウトバウンドマーケティングのデメリット
1.たくさんのお金がかかる
2.不特定多数に送りがちになってしまう
3.効率よくやらないと、必要以上に時間とお金がかかる
4.単発でおこなうので、一気に上がることもあるが、実施後は上下の波が激しい
といったことが挙げられます。
単発のプロモーションになりがちなので、やめると一気に売上が下がることもあり、とても不安定な状態になることから、売上を継続に確保するためには、お金も継続的にかかる事を意識しておいてほしい。
実行前に、反応が落ちた場合の対応方法を考えておくとよい。
売上がすぐ欲しい時や、早く成果を出したい時は、費用をかければ比較的すぐにでも出来る方法になります。
お金を掛けたら掛けた分だけ売上が上がるのは魅力的です。
マスマーケティングとよく合わて行われがちですが、ダイレクトマーケティングと組み合わせることで、より成果を発揮しやすい手法になります。
④インバウンドマーケティング
これは最近よく日本国内で言われていた、外国人観光客を日本国内へ向かい入れるマーティングを思われがちですが、ここでのインバウンドマーケティング手法は、ちょっと意味が違います。
ここでのインバウンドマーケティングの意味は「お客さんからアプローチしてもらう」マーケティング手法になります。
どのような媒体が存在するかというと、ブログや、SNS、SEOなどがアウトバウンドマーケティングで使われる媒体となります。
最近のユーザーの傾向は、何か調べごとをしたい時に、インターネットで検索して関連性のあるサイトやブログを読んで調べたりします。
インバウンドマーケティングを仕掛けたい側は、自分のサイトやブログを用意しておいて、そこにお客様に自ら来てもらう手法になります。
要するにお客さん側からアプローチをかけてもらう手法になります。
インバウンドマーケティングのメリット
1.人間関係の構築が可能
2.興味のある人に見てもらうことができるので、その後のセールスがしやすくなる
3.こちらの考えを理解してもらえるので、ブランディングがしやすい
などが挙げられます。
インバウンドマーケティングのデメリット
1.始めるために専門知識が必要
2.成果が出るまでに時間がかかるので継続が必要になる
3.こちらからアプローチが難しい
4.正しく始めないと効果が出にくい」
とったことが挙げられます。
インバウンドマーケティングというと、ブログの記事を書いて溜めることが必要となりますが、文章を書くには専門知識や時間が必要で、それらを正しい方法で継続することが必要となります。
よって、アウトバウンドマーケティングと比較した場合、費用は抑えられますが、時間と忍耐力はかなり必要となる傾向です。
最近は、ブログで情報を発信する人が増加してきましたが、正しい方法で、やっている方は意外と少ないように感じられます。
その分、正しい方法で、時間を掛けて、継続して、インバウンドマーケティングに取り組んでいる会社は、リスクが少なく始めることができ、成果が出るようになると爆発的に成果が出せるようになります。
【まとめ】
大切なのは先ずは点ではなく全体像を理解すること
いかがでしたでしょうか?
大きく4タイプのマーケティング手法に分類しましたが、もっと細かく分けてしまうと、「マーケティング」はどちらかというと「点のノウハウ」となって理解が難しくなります。
ですから、大切なのは、点ではなく全体像を理解することとなります。
たとえば、facebook、youtube、twitterなどの「ノウハウ」と呼ばれているものは、大きな枠組みのなかの、1ツールに過ぎず「点のノウハウ」ということになります。
そして、それらの1ツールをどうやって生かしたら良いかがわからなかったり、どうやるのが正解かがわからないという状況に陥ってしまうのが実情だと思います。
大切なのは、点ではなく全体像を理解することとなります。
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