過去を認め 自己肯定するために息を吐く
ちょっと深呼吸をしてみてください。あなたは最初に吸いましたか?吐きましたか?
「深呼吸をやってみてください」というと、ほとんどの人が「吸う」から始めます。
でも、実はこれだと、メンタルがまともに動かないのです。なぜか。
考えてみてください。呼吸で吐いているものは何ですか?
二酸化炭素です。では二酸化炭素とは何でしょう。生きるために吸った酸素のなれ果てです。
つまり吐くことを意識するということは、自分の過去の呼吸活動を意識しているということなのです。
息を吐くことは、無意識に過去を認め、今までの生き方を認める行為
つまり吐くことは、私はこれまで、こうして生きてきたんだ!と今までの生き方を認める行為ともいえるのです。
なのに、私たちは過去より未来を生きようとしがち。過去を認めないで、最悪、過去を否定して、「生きよう」と吸ってばかりになるから、過呼吸になるのです。
呼吸法は、メンタルトレーニングの基本的な訓練方法
メンタルの本質は、生きるための力です。呼気を意識することで、私たちは生きていたんだ。ということをメンタルはしっかりと認める。そのあと、しっかりと吸うことで「これからも生きていくんだ」とメンタルが動くわけです。だから呼吸は大事。
余計なことを意識して、「ああでもない」「こうでもない」とマイナスシステムにはまり込むより、どうせ意識するなら、呼吸を意識しましょう。メンタルが動き出す
リズム呼吸
というものがあります。潜在意識がしっかり動いているときの呼吸のことです。
さあ自分のリズム呼吸を見つけに行きましょう。
呼吸法はメンタルトレーニングの中で基本的な訓練であり、即効性もある
息を吐くのは、口からでも鼻からでも構いません。
まず吐いて、それから吸います。
ただし吸うのは鼻からというのが鉄則です。
吐くことが苦しくなる前にやめて、今度は鼻から息を吸います。人は鼻を使うのが自然体なのです。
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