急増中の、失敗恐怖症の若者 自己防衛の心理
私たちは失敗を怖がってしまいます。
特に最近若い人に多いのですが、失敗を極端に恐れています。
また人事研修の人の声を聴いて思うのは、変なプライドを持っている人が増えているということです。
何か悪いことが起きたり、思い通りにできないとき、それを認めない。
認めたくない。
自分の責任にしない。
相手のせいにしたり、環境のせいにしたりする。
そして会社を辞めたり、逃げてしまったりする。
こういう心理というのは、自己防衛なんです。
そこにずっととどまっていると、自分がおかしくなってしまうから、場を変える。環境を変えれば、問題がなくなると思っている。
でも環境のせいにして、違うところに行っても結局また同じ問題が起きて、また環境を変えて、、、。という繰り返し。
堂々巡りで、マイナスのスパイラルにはまってしまう。
逃げず、他人のせいにせず、組み立てなおしてバージョンアップ!
これはマニュアル世代の特徴です。家庭環境も教育環境も、マニュアル通りにやっていれば問題がない。
「こうすれば、こうできる」という、必ず成功するパターンしか教えられなかった。
つまり失敗を経験させないシステムになっているのです。
もちろん社会はマニュアルどおりにいかない。
しかし本当は失敗をして気づいていく応用力をつけていくがメンタルにはすごく大事。
それなのに「失敗しちゃいけない」という失敗に対して拒否反応を示すメンタルになってしまうのです。
ところが社会というのは、マニュアルどおりにいかないことばかりです。
彼らにとっては、持っているマニュアルで通用しないということは、想定外。
マニュアルどおりにやっているのだから、うまくいかないのは自分のせいではない。
自分が力を発揮できないとき、環境が違う、これも違うと、どんどん辞めていってしまう。
でもある意味、生きていくということは、自分で自分だけのマニュアルを作っていくようなものです。
うまくいかなかったり、失敗したり、壁にぶつかったりしたら、実際に起きた問題に対して、今までのマニュアルを壊してまた組み立てなおす。
自分で更新していく。
それが自分だけの生き方にもつながるわけです。
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