一歩外に出たらアウェー
社会人の心得
人は本質的に、自分のことしかわかりません。
どんなに仲のいい友人でも、長年連れ添った夫婦でも、お互いにいろいろ伝えあっているから上手くいくのです。
つまりあらゆる人間関係において伝える力は不可欠。
良い人間関係を構築したいのなら、自分の魅力を上手にPRしていかなければなりません。
では自己PRは、いつどのようなときに行えばいいのでしょうか。
それは自分の部屋を出てから帰り着くまで。
一人でいるとき以外は、全部そうだと思ったほうがいいでしょう。
だから自室では汚いジャージでいたとしても、その格好でゴミ出しをしてはいけません。
知人が乗り合わせていないからと、電車内で化粧をしてはいけません。
一歩外に出たら、そこは自分のホームじゃなくてアウェーなのです。
緊張を強いられるアウェーで魅力的な自分をPRしていくためには、前もってアウェーの状況を調べておくことが大事です。
たとえば新しい取引先を訪ねるときは、電車の乗り継ぎや駅からの経路をきちんと調べて置き、そのうえで早めに出かけるのが常識。
それをしないから、バタバタ走り回って汗だくで駆け込むことになり、いい印象を残せないのです。
アウェーをホームに近づける
貧乏くさいことをするな
以前あるプロジェクトで会議をしたとき、会議のたびに食べ物を持ち込んでいるスタッフの方がいました。
会議が始まる前に、食べ終わるので文句は言えませんが、短い時間におにぎりを二個も三個も飲み込む姿は、なんだかとても違和感あり。
「自分は時間管理もできなくて稼げない人間」とPRしているようなものでした。
実際にこういう人は、いつまでたっても貧乏くさくて出世しません。
そこがアウェーだと意識していれば、そんな間抜けな行動は取れないはずです。
高級レストランで見合いをするなら、そこは完全なるアウェー。
いい結果を残すには、ピッチと相手選手に関するそれなりの調査が必要です。
そのレストランのおすすめ料理やワインについて調べておく。
紹介状に書かれている相手の趣味にまるわることは、ある程度の予備知識を入れておく。
こうしたことをしておけば、会話もそれなりにはずむし、なにより自分自身、余裕が持てます。
見合いに限らず、はじめての人に会うときには、その人にいい印象が残せるような何かしらの準備をしておくことです。
それによって、その場をアウェーからホームに近づけることが出来ます。
ホームにできたら、もうこっちのものです。
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