なんの得もない
ケンカ好きな人は遅れている
以前とある現場で、生意気な口を聞いた店長に上司が「お前は何様なんだよ」と怒鳴ったことがありました。
すると、その店長は、あろうことか「一介の下っ端店長だよ」と応えました。
「どうせ取るに足りない下っ端だよ」と毒づいたのです。
上司にも多少の落ち度はあったでしょうが、この答はあり得ない。
何様だ、と指摘されたところで本来謝らなければいけなかったのに、逆にケンカをふっかけたのです。
おかげで商談の現場の雰囲気は最悪。
進行もスムーズにいかず、そこにいた全員がかなりの時間をロスすることになりました。
大小問わず、ケンカほど非建設的な行為はありません。
とくにビジネスの場では絶対にすべきではありません。
飛び込み営業に行った先で、半端なく失礼な対応をされ会社まで侮辱された。
こんなときも、二度と会うことがない相手であっても、ケンカはしないことです。
なぜならそこにはビジネスで行ったのであり、個人の感情は関係ありません。
ケンカをすることでボーナスが出るわけではないのだから、とっとと引き上げて他社を回ったほうがいいのです。
ビジネスの目的は、それを完結させてお金にすること。
どういう理由があろうと、ケンカはこの目的と真逆に向かう行為です。
時間の無駄なので相手にしない
ケンカ好きの挑発にのるな
子供の頃のケンカは、「お前の母ちゃんデベソ」レベルの他愛のないものでした。
でも、どんなに他愛ないレベルであったとしても、ケンカはしないほうがいいのです。
この世にはケンカ好きな人がいて、ケンカ相手欲しさになにかと挑発してきます。
時間の無駄でしかないケンカをしたがる人は、はっきり言って暇人なのです。
暇人とは、時間があるのになにも生産しようとしない人。
こうした人たちと関わり合うこと自体が、人生の無駄だとわかるでしょう。
スピード違反を取られると、警察官に向かって怒鳴り散らす人がいます。
でもどんなに怒ってみたところで、違反者は違反切符を切られます。
その間、ケンカに乗らない警察官は、違反切符を切るという自分の仕事を粛々と進めているのです。
私たち人類は、古くから戦争を繰り返してきました。
生き延びるためにはさまざまな戦いも必要でした。
その一方で、いかに戦争をなくしていくかというのが、進化を続ける人類の命題でもあります。
ケンカが好きな人は、まだまだ進化の途中にいるのです。
だから、高度な頭脳を持つあなたはケンカをする人になってはいけないし、ケンカする人と同じ土俵に乗ってはいけないのです。
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