あなたは何屋
肩書が多い人は信頼感が持てない
小さな会社の経営者には、やたらと肩書の多い名刺を使っている人がいます。
不動産売買をしていて、コンサルタントでもあり、他社の顧問でもある。
そのうえ本を出した経験から作家とまで名乗っている。
そうした自分の活躍ぶりを示すために、名刺が三つ折りのじゃばらになっている・・・。
こんな名刺受け取ったほうは、かさばって迷惑なだけだし、いったい何屋なんだよと信頼感が持てません。
本当に成功している一流人の名刺には、自分の本業である社名と、住所、電話番号、メールアドレスくらいしか載っていません。
それでなにも不自由しないからです。
本業をまともにやっていない人ほど、あれもできる、これもできると言いたがります。
でもそれは、あれも半端、これも半端と白状しているようなものなのです。
その典型例が「創作料理屋」。フレンチなのか和食なのか中華なのかタイ料理なのかさっぱりわからない。
料理そのものに自信がないから、安普請の個室や風変りな食器でごまかしています。
それにごまかされるのは味のわからない客だけだから、結局いい店には育ちようがないというわけです。
本業に邁進しよう
えせ専門家になるな
インターネットが発達した今はサラリーマンの立場でいろいろなことができます。
ネットオークションでモノを売ることはもちろん、ブログで「〇〇の専門家」とうたうこともできます。
もちろんにわか講師にだってなれます。
実際にそうした名刺を独自につくりセミナーを開催しているサラリーマンが大勢います。
でもそれは本業じゃないから内容も薄っぺら。
こんなことをやっているサラリーマンが、本業で良い仕事ができるはずがありません。
そして本業で良い仕事ができない人間が、副業で成功するはずがありません。
もしあなたがサラリーマンで、あなたの周りに、いろいろ多方面で活躍しているかのように言う人がいても、うらやましく思ったり焦ったりする必要などありません。
あなたがすべきは、サラリーマンとしての本業に邁進することだけです。
本業で大きな成果を上げ、結果を残したとき、はじめて次の道も拓けてきます。
本業以外のことにも取り組んでいたあのスーパーサラリーマンの美崎栄一郎氏も仕事がメインで、そこから派生するものを磨くことで成功しているのです。
成果を上げる前にあっちこっちよそ見をしたり寄り道したりしていれば、結局どこへも行けない中途半端な人間で終わります。
本質を見失わずに行きましょう。
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