ルールを学んで、不平不満とさよならしよう
卑怯だは通用しない
仕事とはパイの奪い合いでもあります。国内のライバル企業はもちろんのこと、外資とも過酷な競争をしていかなければなりません。しかしビジネスの場は無法地帯ではなく、れっきとしたルールが存在します。あなたはそれをどこまで理解していますか。
ゲームやスポーツで勝者になるには、その技術が優れているだけではまったくダメ。ルールの熟知が不可欠です。
サッカーでいくら強いシュートでネットを揺らしても、オフサイドというルールを無視すれば特典になりません。それよりも相手からファウルを奪って、ペナルティキックを確実に決めたほうが勝つのです。
ビジネスも同様です。商法はもちろんのこと、あなたの仕事に関わる法律について詳しくなることはとても重要です。それは、あなたのビジネススキルそのものなのです。
アメリカでは、弁護士資格を持っている経営者が多くいます。彼らは商法の限界域を知ってて、ギリギリのところで仕事ができ、最大限の稼ぎを出せるからです。ルールを知っている人は得をして、知らなければ損をする。それは日本が法治国家であることの証。ある日、いきなりあなたの会社が買収されたとしても、「卑怯だ」などと言うのは、トンチンカンもいいところ。あなたの会社が非力だっただけです。
野球の盗塁も敬遠も、ルールで認められた立派な戦法で、一つも卑怯なところなどありません。ビジネスにおいても「卑怯だ」は禁句です。
ルールを知る
アメリカンフットボールも楽しくなる
過去の日本企業の家族的経営では、従業員はなんでも会社にまかせきりで、法律やルールについて深く考えることなどありませんでした。しかし、その中でも、個人で確定申告をして還付金を受け取っていたサラリーマンもいたわけで、やはり法律やルールを知っている人は得をしていたのです。
より自己責任が問われるようになるこれからの時代、個人にとってルールの勉強は避けて通れません。あなたにとって、それは面倒なことでしょうか。
私は、野球やサッカーは好きなのですが、アメリカンフットボールを面白いと思ったことがありません。でもその理由はきっと、ルールを知らないから。ルールがわかればもっと夢中になれるはずです。
ルールを知らないということは、楽しめないということ。あなたがいまの仕事をもっと面白くしたいのなら、ルールを知り尽くすことです。無駄なあがきやつまらない不平不満とさよならして、もっと思考をシンプルに整理しましょう。
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