付箋思考を排除しろ

グズグズせずにすぐに取りかかろう

忘れる前にやってしまえ

ビジネスの達人と称する人が、「付箋を活用しろ」と言っているのをよく耳にします。しかしこの論に私は疑問有りです。「週末までに企画書を提出すること」「山田さんに必ず電話」こんな付箋がデスクやパソコンにペタペタ貼ってあるのは、果たして仕事ができるビジネスマンの証拠なのでしょうか。「そんなもの貼っている暇があったら、早く片づけたらいいじゃん」これが私の考えです。いったん付箋に書き写すのは明らかに時間のロスだし、忘れていない自分に自己満足するだけです。それになにより、見た目にみっともなくないですか。やり残しの仕事がたくさんあると白状しているわけですから。
同様に手帳や携帯の忘備録も安易に使う癖をつけないことです。忘れる前にやったしまうのが一番なのです。

今日の仕事は今日終わらせる

添付データはすぐにチェック

パソコンに関しても同じことが言えます。やたらフォルダを作って溜め込まないように注意しましょう。あとで見よう。は結局自分を苦しめることになります。私は仕事柄、毎日たくさんのメールが来ます。そこには企画書や資料などが添付されていることが多く、正直いちいち見るのは面倒くさい。でも面倒くさいからこそ、その場で開いてしまったほうがいいのです。とにかく開いてしまえば、何かしらの内容が目に入ってきます。「いま時間がないから、全部見ることはできないけれど、基本的にこの路線でOKです。」「写真の出来がよくないみたいですね」とりあえずこのくらいは返せます。
どんどん来るメールに１００％の返事をする必要なんてありません。でも、６０でも７０でも無理なら、30でも返しておけば、それだけ物事は進むのです。
「あとでじっくり見てから返信を・・・。」と過ごす時間は、なにも生産していません。どんどん事業が溜まっていって、スッキリからはほど遠い仕事になります。それに溜め込む人に限ってよく物をなくします。「私それを頂いていないみたいで」と言ってしまう。どんなに落ち度があるかといった話になるのは、気分のいいものではありません。またこんなことを言ってくるのは、たいていとんでもない時期になってから。「今頃なに言ってるんだよ」「今日まで見ようともしなかったわけね」グズグズしていたのがバレバレです。ファイルはその場で開き、簡単で良いからコメントするべきものにはする。そしてどんどん捨てていきましょう。