今日何をすべきか、自問自答しよう
ぼんやり動くな
「なんのために、これをやるのか」
この問いに明確な答えを持って行動している人がどれくらいいるでしょうか。
1分1秒、刻々と過ぎゆく時間は命そのもの。
その貴重な時間を何を目的に動くのか。
これほど重要な課題はないのに、実際には曖昧なままにしている人が大半を占めています。
あなたは自分の目的がいつもクリアに見えていますか。
「金持ちになりたい」「ベンチャーの社長になりたい」
このように夢を漠然と語る人には、いつまでたっても夢を叶えることはできません。
目的を持って行動して初めて、金持ちになったり、独立したりできるのです。
大事なのは、漠然とした未来ではなく、今の行動一つひとつに、その目的をしっかりと見出すことなのです。
そもそも、ベンチャーなどかっこいいものではなく、ただの零細企業にすぎません。
それに揺れてしまうのは、よほどぼんやりと人生を捉えている証拠でしょう。
今日の目標、今年の目標
それはいまやることか
もちろん目先の目的だけでなく、最終的な目的を考えておくことは必要です。
登山家として名を馳せているような人は、若いころから「いつかはエベレストに登ろう」という目的を持っていたからこそ登ることができたのです。1、2度近くの低山を登った人がその流れでなんとなくエベレストに登れたなんていうことは起きません。
バスの運転手になりたいと思っていれば、バスの運転手にはなれるかもしれませんが、飛行機のパイロットにはなれません。
運転手とパイロットのどちらがいいかということではなく、最初から本当に自分の目的地が見えているかどうかが重要です。
そこが見えているからこそ、目の前の行動にきちんと落とし込んでいけるのです。
ただし勘違いしないでほしいことが一つあります。
たとえば「定年後は蕎麦屋をやりたい」と、40代の頃からそば打ちの勉強をしているサラリーマン。
それは本当に目的を見据えてた行動ではありません。
実は今没頭すべきは、いまの仕事でいかにいい結果を出すかということ。
サラリーマンである以上それが一番の目的です。
その目的を果たし、しっかりお金を貯めた人だからこそ、定年後もなにか面白いことができるはずです。
そしてそれが蕎麦屋かどうか、今から決めることはありません。
目的にも行動にも規模の大小はありますが、本当に目的にかなった行動をとっている人だけが、いつでもきちんと目的地にたどり着くことができるのです。
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