体感を総動員して成功をリアルに思い描く
目標である何かを達成するには、
成功のイメージを、五感をフル活用させて描くことが必要です。
目標が「みんなとうまく付き合える」「自分のことを好きになる」といった漠然としたものだったとしても、その自分はどんな気分で目覚めて、どんな1日を過ごし、どんなふうに眠りにつくのか、少しでもイメージできることが大切です。
たとえば、「素直にごめんといえる」「目上の人に対して、自分をきちんとアピールしている」など。
あるいは「タバコを止める」という目標なら、駅の階段を軽々走って登れる自分や、ヤニで汚れていない部屋などをイメージできると良いかもしれません。自分の経験からかけ離れた目標をもったとしても、その目標を達成した体感のイメージを描ければ、メンタルは力を発揮して成果をあげることが可能なのです。
似た過去を探し出し成功の全体像を可視化する
とはいっても、具体的な成功体験のない人が、明確に実感をもってイメージするのは難しいところです。
そこで、
まず成功したいイメージと似たような感覚を過去の記憶から掘り起こし、いくつかをつなぎあわせながら、イメージの全体像を作り上げる
のです。
優勝経験のないスポーツ選手には、優勝と同じくらいうれしかった過去の経験・・・。運動会の対抗リレーのアンカーで2人抜きして勝ったときの喜びや達成感。を思い出し、その感覚に浸ります。
次にその感覚を残したまま、目標としている優勝が決まった具体的な体感のイメージをします。
もしくは表彰されているイメージを体感で作り上げるのもいいでしょう。
さらに優勝が決まる前のプレッシャーがかかった苦しい状態でも自分のリズムで対応していることをイメージします。
過去の同じような感覚に陥った体験を思い出して、そのような不快な感覚に浸りながらも、自分のリズムでプレーしている姿を具体的に体感するのです。すると、鮮明に体感のイメージが出来上がります。
コメントを残す