今日は人間の脳についてお話します。
人間脳は最も新しい脳とされていて、脳の一番外側(大脳新皮質)にあり、新哺乳類脳や理性脳とも言われています。
大脳新皮質の両半球(右脳・左脳)から成り立っていて、認知能力、言語機能、学習能力、創造的思考能力、空間把握能力などをコントロールしています。
人間脳の特徴は論理的な思考ができ、動物との違いは自分自身について考える内省能力であり、内省によって得られる未来への思考能力です。
自分自身や未来を考える能力があるからこそ、理性的であり学習したいと感じ、目的意識を持って行動する事ができます。
物事について知りたい、知り尽くしたい、人はなぜ生まれて何のために生きて何のために死ぬのだろう。
という考えは内省できるからこそであり、未来を想像できる人間脳の性質によるものです。
もしも未来への思考力が無ければ、禁酒や禁煙をしようとか、ダイエットをしようとか、将来を見据えて勉強するなんて事は出来ません。
また、人間脳の理性があるからこそ、たとえ空腹状態だからといって食べ物を強奪したり、腹が立ったらすぐ人を殴るという事はしません。
まとめに入ります。
3つの脳にはそれぞれの欲求があって、爬虫類脳は「安全でいたい」、哺乳類脳は「仲間を作りたい」、そして人間脳は「成長したい」です。
この3つの安全意識、仲間意識、目的意識の脳の三層構造は切り離して機能させる事は出来ません。
その証拠にダイエットをするのでも人間脳だけを使えば理性で食べなくて済みます。
しかし、脳は一番最初に爬虫類脳が働くので、「なんで今までと違うことをするの?我慢せず欲望のままに食べれば良いじゃん!」となります。
続いて哺乳類脳も情動的で衝動的な脳なので、「そんなダイエットなんて計画的で面倒な事なんてしたくない。」となります。
そして、その結果、「まあ、ストレスで逆に体壊しても良く無いし、やっぱ好きな物食べよう」と変な理屈をつけて諦めてしまいます(笑)。
疲れやストレスがあると高次で複雑な情報処理を行う人間脳は働きが鈍くなり短絡的思考の爬虫類脳が活発になるので、余計新しい事を始めたり慣れない事をすると挫折するので注意しましょう。
ちょっとこの三日間で脳について調べてまとめるのに慣れないパソコンも使って脳が疲れたので本日の投稿は終えて気分転換します(笑)。
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