目次
麹を使って調味料にもこだわる。
和食の基本となる調味料の、醤油や味噌は麹なくして成り立たず、日本食文化の真髄が麹にあると言っても過言ではないです。
そもそも麹とはなんなのか。
麹は原料となる穀物(コメ、麦、大豆)を蒸したものに麹菌(コウジカビ)を付着培養させたカビです。
こうじには、2種類の漢字があります。
「糀」と「麹」。
両方読み方はこうじ。
では何が違うのかというと、漢字の由来。
糀は国産で、米にコウジカビが花咲くように付着する様から成り立っていて、麹は大陸から来た感じです。
麹には、米麹、麦麹、豆麹があり、用途によって醤油や味噌、焼酎、泡盛、みりん等に使い分けされます。
麹にはたくさんの酵素が含まれており、酵素には食物の栄養を分解して、消化吸収を助ける働きがあります。
女性にとってうれしいビタミン群を生成する働きや、消化のサポートをすることから、美容健康面でも最近着目されているのが麹です。
塩麹、醤油麹などを使うと、素材本来の味を引き出し、深みを出すことができます。
また麹には素材を柔らかくする効果もあることから、ふっくらジューシーにするのなら塩麹、染み込ませて旨味を増すのなら醤油麹と使い分けることもできます。
腸内細菌を増やす効果的な食物
少量で効率よく食物繊維を摂取するなら、豆が最適です。
食物を同じg数で比較したとき、豆類はサラダなどの野菜の3~10倍ほど食物繊維の含有量を含んでいると言われます。
自殺率は食物繊維の摂取量の多さに反比例する。という統計があったり、うつ病患者が増加傾向にあるのは、日本人の腸内細菌の激減にあると考えられています。
気力や集中力が減退していると感じたら、まずは腸内環境を整え、腸内細菌を増やすことを心掛ける必要があります。
腸内細菌を増やすには食物繊維が必要ですが、特に含有量が多いのが、黒豆やインゲン豆、小豆、えんどう豆などの豆類です。
ビタミン類やミネラルも豊富などで少量で効率よく摂取したいときにお勧めです。
タンパク質で免疫抗体を作る。
免疫抗体の材料であるタンパク質は、肉・卵・魚・大豆から摂取でき、植物性と動物性をバランスよく食べることが大切です。
肉は免疫細胞を効率よく作成できる動物性たんぱく質を多く含み、鉄分や亜鉛といったミネラルも豊富です。
卵はビタミンCと食物繊維以外のほぼすべての栄養素を含んでいるスーパー食材。
低カロリー高タンパクなので、毎日2~3個は食べたいものです。
昔は「卵を食べ過ぎると、コルステロールが高くなるからダメ!」と言われたものですが、コルステロールと各種成人病との相関関係が証明されないことから2015年の厚生労働省の食事摂取基準から、そもそも項目がなくなるようになりました。
大豆製品には良質なタンパク質ともに体内で合成できない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
また魚に含まれるEPAとDHAという2つの不飽和脂肪酸は中性脂肪を減らして血流をよくする効果があり、免疫力を高めてくれます。
魚のタンパク質としてはサバ缶がお勧めです。
コメントを残す